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〔2014/7/7 up〕
  「印刷出版フォーラム21」第14回円卓会議

 5月26日に「印刷出版フォーラム21」第14回円卓会議が東京都文京区内で開催され、労使合わせて41人が参加しました。
 円卓会議は、経営者や労働組合など様々な立場の人たちが一堂に会して、印刷出版産業の問題点を議論し深め、共通認識をつくること、一致できる課題では労使共同運動を進めること、を目的に2001年から継続して開催されてきました。
 今回の円卓会議では、司会を全印総連の服部書記長が務め、3人の方から開会挨拶がありました。世話人の月岡政雄さんからはデジタル印刷について、出版労連の高鶴副委員長からは教科書も含めて表現の自由の問題、書籍・雑誌のデジタル化について、全印総連の是村委員長からは紙媒体と電子メディアの共生、製本業界の問題などが話されました。
 つぎに特別報告として、コニカミノルタビジネスソリューションズ㈱の大貫満さんよりデジタル印刷の現状についての説明がありました。二人目は出版労連の寺川書記長より教育と教科書問題、安倍政権の「教育再生」のねらいなどが話されました。
問題提起として、出版労連の吉田副委員長からは出版の市場規模、電子書籍と出版権などについて、全印総連の大原副委員長からは印刷関連産業の状況、公契約や入札制度改善について報告がありました。
 その後の討論では、デジタル化や電子出版の進展で出版権・著作権・再販制などが問題になっていること、製本業界の抱える深刻な問題を解決しないと「本」があぶないこと、用紙代の値上げ、物流コストのアップ、消費税増税など、参加者のそれぞれの立場から活発な発言がありました。

 最後に、行財政総合研究所の永山利和理事長にまとめの発言をしていただき、円卓会議が持つ意義を再度、確認して会議を終えました。



 

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