「伊東真規子さん技能オリンピック金メダル受賞講演会」
札幌地連は8月25日に「亜細亜印刷・伊東真規子さん技能オリンピック金メダル受賞記念講演会」と、シンポジウム「これで良いのか印刷産業IN札幌」の取り組みを札幌市内で同時開催しました。講演者、パネリストも含め67人が参加。企業数は14、社長・役員18人、札幌地連からは4組合41人が参加しました。
記念講演の中で、伊東さんは「日本代表になったことで、過信し、挫折もしましたが、現実を素直に受入れ、周りのサポートにすなおに感謝することができました。金メダル受賞は、みんなのおかげと心から思えます。人間として大きく成長できました」と話をしてくれました。
シンポジウムでは、東京の三省堂印刷・月岡政雄相談役、長野の亜細亜印刷・藤森英夫社長、札幌のアイワード・木野口功社長、全印総連・是村執行委員長がパネリストをつとめました。経営者の在り方、安値競争、適正価格・単価、全印総連の『産業政策提言』などについて、議論が展開されました。
会場から全日本製本工業組合連合会の常川和勇副会長、北海道機関紙印刷所の郡司馨社長、札幌の中西印刷・林下英二社長の3人の方から発言がありました。
後日、参加された経営者の方にお礼の電話をしたところ「朝礼で社員に経営の見える化、会社は社員の為にある、適正価格を大事に、と話をした」「大凸の批判も良いが、中小でもこんなことが出来る、印刷産業の明るい将来のため議論をもっとしたい」との感想をいただきました。また、労使で一緒にできることを話し合いたいとの呼びかけにも「会社に来てください、いろいろ話がしたい」などの反応がありました。
労使共同運動の可能性を感じることができる取組みとなりました。
写真は右から順に、木野口社長、藤森社長、月岡相談役、是村委員長
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