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〔2011/8/1 up〕
  全印総連第61回定期全国大会

 全印総連第61回定期全国大会が、滋賀県大津市の琵琶湖のほとりにあるアヤハレークサイドホテルで開催されました。武田副委員長が開会挨拶を行い、「組合は未来に向かって、どう進むのか。『産業政策提言』を公表し、運動を進めている。大手印刷やネット通販などの無茶苦茶な企業運営をしているところだけが儲かっている。また、業界では、印刷会社の数がもっと減らなければやっていけない、などと言っているところもある。全印総連は、適正単価確立など『産業政策提言』の具体化に取り組んでいる」と報告をし、議長に東京地連・佐藤代議員(童心社労組)、大阪地連・豊田代議員(関西共同印刷労組)を選出して、大会が開始されました。
 主催者を代表して、加藤委員長が活発な大会議論を呼びかけました。
 来賓として、全労連の柴田真佐子副議長、MICの平川修一事務局長(出版労連副委員長)、滋賀県労連の杉原秀典議長、出版労連大阪地協の山本昌典議長、日本共産党の宮本岳志衆議院議員から挨拶をいただき、議長から来賓で参加した全都一般印刷労組会議の土橋謙代表幹事が紹介されました。
大原書記長が2010年度総括と2011年運動方針案を提起し、ポイントとして①組織拡大と組織機能の強化を推進する、②「産業政策提言」の普及と具体化、③経営問題に取り組み職場を守る運動、④被災者本位の震災からの復興、原発廃止、格差と貧困をなくす、均等待遇実現、の4つの方針の骨格を提起しました。その後、決算、監査報告、2011年の予算が提案されました。
 各争議の訴えとして、一方的な賃金カットと闘う三晃印刷労組の是村委員長、DNPファイン(大日本印刷関連)二重偽装請負争議の橋場さん、毎日新聞の販売店つぶし争議を東京合同支部の深野書記長、倒産と闘う技報堂労組の柳井さんと建吉さんから訴えとトミナガ争議の和解報告がありました。
 1日目の夜は、女性部が交流会を開き、全労連柴田副議長(全労連女性部長)を囲んで、職場の女性の働き方や女性部活動など、ざっくばらんに楽しい交流を行いました。
 大会2日目は、終日方針に対する討論が行われ、47人の発言があり、2日目の夜には、「反核平和」「争議支援」「産業課題」の課題別交流会が行われました。反核平和の交流会では、平和行進、核兵器廃絶、脱原発の議論がされました。争議支援の交流会では、DNPファイン(大日本印刷関連)、三晃印刷、技報堂などの争議団が参加し、争議報告と支援するための議論が熱を帯びました。産業課題では、昨年公表した「産業政策提言」と産業課題の取り組みについて、情報の共有と経験交流を行いました。
 3日目は、中央執行委員会のまとめを行い、その後、議案の採択が行われ、承認されました。また、平和宣言、活動スローガン、大会宣言も確認され、脱原発・高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉・プルサーマル計画の中止、などを盛り込んだ「特別決議」が確認されました。
 その後、新役員が選出、確認され、閉会挨拶は是村副委員長(新任)が行い、加藤委員長の団結頑張ろうで3日間の大会を終えました。


開会の挨拶をする武田副委員長


主催者挨拶をする加藤委員長


1日目、夕食交流会


2日目、発言に聞き入る大会参加者のみなさん


2日目、「反核平和」の課題別交流会


2日目、「争議支援」の課題別交流会


2日目、「産業課題」の課題別交流会


3日目、締めの団結ガンバロー

 

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