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〔2011/6/6 up〕
 

2011各地のメーデー

≪札幌≫
 5月1日、第82回メーデーが北海道各地で開催されました。 札幌中島公園で行われた全道集会では、降りしきる雨の中、満開の桜が咲くように5000人の人文字「絆2011」が見事に完成しました。集会では、「避難所での生活と住居の保障をはじめ、公的責任による雇用創出や、『安心の街づくり』など、被災者救援と被災地の復興支援に力を注いでいこう」「福島原発事故は、東京電力と国に責任がある『人災』である。原発の『安全神話』を一掃しよう」などと訴えられ、被災地への救援募金も取り組まれました。
 札幌地連は、集会終了後4組合が合同でメーデー祝賀会をサッポロビール園で行いました。80人を超える組合員の参加と、出版労連の仲間、そして経営からの参加もありました。交流を深めあい、最後に全印総連の『産業政策提言』を力に7月の「亜細亜印刷を呼んでの講演会」、6月の新人・若手組合員学校の成功をめざすことを誓い合ってメーデー祝賀会を終了しました。


5000人による人文字「絆2011」

≪東京≫
 5月1日、肌寒い強風が吹く中、第82回中央メーデーが東京・代々木公園で開催され2万1000人が参加しました。東京地連からは670人の仲間が参加しました。
 今年のメーデーは「被災者支援・復興支援、暮らしと雇用を守れ、今こそ大企業のため込み利益を復興へ」をスローガンに雇用と生活の確保をアピールする集会となりました。
 日本機関紙印刷所労組青年部は「要求は賃上げ。そのためにも景気回復を」とタイガーマスクの御輿を、あかつき印刷労組青年部はTPP導入反対御輿を、あかつき印刷女性部は手作りで野菜や果物のコスチュームを作成しTPP反対をアピールするなど、今年の話題を反映したデコレーションが多くみられました。また、合同支部では団扇を工夫して作成したプラカードに自分の要求を手書きしてアピールするなど、各単組・分会で手作り横断幕など要求を掲げて元気良くデモ行進を行いました。


デモ行進をする東京地連の仲間

≪愛知≫
 5月1日、曇りのち雨の天候の中、「働く者の団結で、生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本を目指そう!」のスローガンを掲げ、第82回愛知県メーデーが各地域で行われました。愛知県中央メーデーは約300団体、4000人の参加で行われ、東海共同印刷労組から30人が参加しました。
 尾張中部地区メーデーは全体で300人の参加で行われ、中部共同印刷労働組合からは、メーデー初参加者や入社2、3年目の組合員など、15人が参加しました。尾中地域のメーデーは、各団体が手作りの焼きそば、あじごはん、ケーキなどの食べ物やお茶、ジュース等の飲み物、バザーなどの模擬店が出店し、少々お祭り気分も味わえる楽しい催しとなっております。今年は、東日本大震災による被災者・被災地との連帯・絆を確認し、一日も早い震災復興に力を合わせることを誓い、すべての労働者・国民の団結と連帯を強め、要求実現のために統一した力を発揮しよう!と決起する集会となりました。


決意表明をする中部共同印刷労組の青年

≪京都≫
 全京都統一メーデーは府内12カ所で開かれ約1万2000人が参加しました。京都地連からはOBを含め88人が参加しました。また、大型連休中の日曜日ということもあり小学生から乳母車まで、子どもたちも多数参加していました。
 京都地連の組合員は、京都MICの仲間と共に二条城前広場でのメーデー集会に参加。前日からの雨も心配されましたが、傘をさす必要もなく、集会後デモ行進を行いました。今年のデモ行進隊列では、小川分会組合員が自らの年収額を記した源泉徴収票の拡大コピーを貼り「これではやってけない」と怒りのゼッケンでアピール。また様々な要求を掲げたゼッケンやプラカードを携えた組合員が街頭の市民に訴えました。湿度が高く蒸し暑い中でしたが、全員元気に南コースの終点・東本願寺に到着しました。
 デモ終了後は、恒例の昼食交流会が行われ、大いに交流を深めました。


源泉徴収票を貼った怒りのゼッケン

≪大阪≫
 大阪メーデーが5月1日、大阪市扇町公園で開かれました。雨模様の中、約1万人が参加し、東日本大震災の被災者支援と復興に向けた取り組みを呼びかけました。大阪地連からは約200人の仲間が参加しました。集会の前には、関西MIC争議宣伝も行われ、争議の早期解決を訴えるとともに、2回目となる「関西MICフェスタ」のチラシも配布しました。
 会場では、「被災地の復興」や原発依存からの脱却を訴える横断幕、デコレーションが目立ちました。あいさつした川辺和宏実行委員長(大阪労連議長)は、「TPP参加を打ち出すなど菅政権の政治姿勢は、生活と未来破壊の政治だ」と厳しく批判。特に、復興のための消費税増税に対しては「疲弊している国民生活と経済の崩壊につながるもので許しがたい」と訴えました。被災地の岩手県からは、県労連の中里勤副議長が現状を報告、被災地救援に立ち上がった全日本民医連など6団体が決意表明を行い、その後3コースに分かれてデモ行進を行いました。


「原発なくせ」のデコレーションを掲げる関西共同印刷労組女性部のみなさん

≪福岡≫
 第82回福岡県統一メーデーは、県内9ヵ所で約3000人の参加で開催されました。福岡地連からは加盟7単組と、友好関係にある労組の計8単組から、2ヵ所の会場に100人を超える仲間が参加しました。
 当日参加した福岡地連の各単組の執行委員の間でも自己紹介に加え、「東日本大震災の影響で、材料が入らず工程管理が大変」「行事の自粛ムードもあり、景気低迷は深刻」と、職場環境の現実も会話の中に。新採用が抑えられ、「俺らが定年退職を迎えたら、この職場はどうなるっちゃろうかね~」との嘆きとともに、「こういう時だからこそ組合が良く状況をつかみ、声を出しまっしょうや」と励まし合うシーンも見られ、積極的な交流がありました。集会後行われたデモ行進は、元気良く旗やのぼりをなびかせ、行進後は毎年恒例のあおぞら弁当を楽しむ仲間の姿も見られました。


メーデー会場で交流を深めた福岡の仲間

 

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