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〔2014/10/31 up〕
 

第42回労使合同研究集会
全印工連・島村会長から「印刷道」を学ぶ

 東京地連と東京印刷出版同関連業者懇談会が共催している労使合同研究集会が都内で開催され、労使32人が参加しました。42回目の今年は、全印工連の島村博之会長(六三印刷㈱・代表取締役会長)から印刷道・ソリューションプロバイダーへの深化」と題した講演をしていただきました。
 主催者の東京印刷出版同関連業者懇談会・白子修男代表世話人(㈱繊研新聞・代表取締役社長)が紙メディアの優位性と電子メディアの課題に触れながら労使研の意義を挨拶、東京地連の是村委員長は、大日本印刷の創業者・佐久間貞一の偉業や昨今のブラック企業の悪業、世田谷区で出来た公契約条例に印刷が適用されたことを紹介しながら挨拶しました。
 講演では、印刷出荷額の推移、出版物の減少、少子化、GDPの下降、官公需の激しい競争などをあげ、その中で印刷関連産業はどうすべきかを解き、「①コンテンツとメディアの結節点を持つ、②ワンストップ(ネットワーク)の確立、③経営者の高い志」が必要だとしました。
 また、ソリューションプロバイダーの6つの類型として、①地域活性化プロモーター、②特定機能プロバイダー、③特定業界スペシャリスト、④メディアプロダクトメーカー、⑤パーソナルメディアショップ、⑥印刷製造スペシャリストを紹介、取り組みの事例も挙げていただきました。
 質疑も活発に行われ、東印工組の会員が増加していることに対する質問には、会費を一年免除するなど、会員拡大に取り組んでいることが紹介されました。閉会挨拶は東京地連の海老名副委員長が行い、「クライアントから印刷がどう見られているかが良くわかる内容の講演で大変参考になった」と締めくくりました。

 講演の後、島村会長を囲んで交流会を行い、多くの労使が参加しました。


「印刷道」の講演をする島村会長



 

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