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〔2012/7/4 up〕
  2012各地のメーデー

≪札幌≫
 国内の54基すべての原発が停止する日を目前にした5月1日、「第83回メーデー北海道集会」が札幌市中島公園で開催され、労働組合や民主団体、一般市民など5000人が参加しました。晴れ渡る空の下、メーデーに先立って行われたオープニング企画では、「原発ゼロ」への思いを込めて「STOP泊」の人文字を描きました。開会宣言とともに花火が打ち上げられ集会がスタートしました。主催者あいさつは、「まもなく国内すべての原発が停止する。『原発ゼロ』を作り出した私たちの運動に確信をもとう。今日のメーデーを契機に、原発の再稼働を許さず、TPPへの参加と消費税増税を阻止、野田政権の悪政に対し国民的共同で反撃に立ち上がろう」と呼びかけました。
 全印総連からは、100人の組合員が参加、集会・デモ行進後の祝賀会には、74人が参加し交流を深めました。

≪東京≫
 第83回中央メーデーが代々木公園で開かれ、2万1000人が参加しました。東京地連からは、埼玉、神奈川メーデーも含めて750人が参加しました。
 全労連・大黒作治議長は主催者あいさつで「今こそ、労働運動が社会的役割を果たそう」と述べ、全商連の国分稔会長と日本共産党の志位和夫委員長から連帯と激励のあいさつがありました。またTPP参加反対の立場からJA全中よりメッセージが寄せられ、紹介されました。
 消費税増税・TPP参加・沖縄新基地建設・原発再稼動をゴリ押ししようとする野田内閣・財界に対して、労働者・国民の「99%」の力の総結集で「雇用と仕事の確保、社会保障の拡充で、内需中心の経済、震災復興、原発ゼロのたたかいを前進させよう」との宣言を採択しました。集会後、恵比寿・明治公園・新宿の3コースに分かれてデモ行進をしました。

≪愛知・中央≫
 爽やかな五月晴れの下、白川公園で行なわれた第83回愛知県中央メーデーには4000人の参加で開催されました。今回のメーデーでは、東海共同印刷の参加者全員が「ストップ消費税大増税」「脱!原発」「TPP参加中止」の3つのスローガンを掲げたサンバイザーを着用しました。
 多くの団体からの挨拶で「国の進める大企業・大資産家優遇の改革ではなく、より弱い立場の人たちによりそい、つながりを広げて分断を跳ね返していくことが必要」だと再認識しました。その後三コースに分かれてデモ行進を行いました。今年はメーデー後、労使共同で交流会を行ない31人の参加で盛り上がりました。春闘の真っ只中ではありますが、ホッと一息つけました。

≪愛知・尾張中部地区≫
 5月1日、尾張中部地区メーデーは春日井市の春見公園にて晴天にも恵まれ約250人をあつめて行われ、中部共同印刷の仲間も参加しました。地域の仲間から「今まで以上に団結を強固にしてさらなる要求前進・実現を目指そう」「家族や自分を大切に、未来が展望できる社会に変えていくために、連帯の声を挙げて団結してがんばろう!」など労働者一人ひとりを奮い立たせる訴えや発言でいっぱいでした。
 悪政を押し通し続けている政府や莫大な利益を溜め込み続け労働者や社会に還元しようとしない大企業・財界を批判するもの、脱原発・被災地復興を最優先せよ、消費税増税反対、TPP反対、沖縄の基地撤去などのプラカードやデコレーションが溢れていました。集会後のデモ行進は、集会での熱い余韻もそのままに、元気よく沿道や街の人々に呼びかけるようにシュプレヒコールを響かせアピールしました。

≪京都≫
 第83回全京都統一メーデーが5月1日に行われました。今年のメーデーには全印総連から95人、出版労連15人で、昨年と比べ若干参加者が増えました。当日は好天に恵まれ、汗ばむ程の陽気でした。全体集会が始まる前に京都MICとして、ミニ集会を行い、放送、新聞、演劇、印刷、出版など各分野の春夏闘の状況を手短に報告し合いました。
 今年のデモは風が強まり、組合旗を持つ人は大変でした。シュプレヒコールは、大飯原発の再稼動反対や消費税増税ストップをはじめ、切実な労働者の要求スローガンで元気よく行いました。メーデー集会用の備品などを載せた台車を中西印刷労組の組合員の子どもたち四人兄弟が代わる代わる台車押しを手伝ってくれる場面もありました。
 各自に作成してもらったゼッケンは7月の京都地連定期大会でコンクールを行います。お楽しみに…。

≪大阪≫
 「大阪メーデー」が5月1日、扇町公園で行われ、8000人が参加しました。今年は、昨年自粛されたプラカードコンクールなども行われ、華やかな会場となりました。
 川辺和宏実行委員長(大阪労連議長)は、野田政権について「財界言いなりで許しがたい悪政を強行している」と、厳しく批判し、「国民が切望した政権交代による政治の転換はことごとく裏切られた」と述べました。また、消費増税やTPP(環太平洋経済連携協定)参加、関西電力大飯原発の再稼働などを許さず、大阪の労働組合、民主団体の総力を挙げて橋下・維新の会との闘いを強めようとも述べ、社会と政治を変える大きなうねりを大阪からつくろうと呼びかけました。
 全印総連からは地域メーデーも含めて、9労組・支部・団体から209人が参加しました。また、関西MICの争議支援宣伝行動も行われ、500枚のビラを配布しました。

≪福岡&北九州≫
 第83回福岡統一メーデーは5月晴れの下、会場の天神中央公園に1000人が集い、福岡地連からは47人が参加しました。式典では、さよなら原発の運動を進める福岡集会の実行委員長や、JA福岡など幅広い分野の来賓が挨拶を行い、消費税増税反対、脱原発、亡国への道を進むTPP参加反対などを力強く訴えました。参加者はデモ行進の後、繁華街の中心部でTPP参加反対の一斉街頭宣伝を行い、単組・産別の交流会を行いました。
 北九州統一メーデーは、参加者がデモ行進で小倉城横のメーデー会場へ集結。1000人が参加し式典を行い、KOHO印刷労組、新潮印刷が参加しました。今年は、消費税増税反対や脱原発だけで無く、TPP参加反対のプラカードやゼッケンも目立ちました。

 

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