【札幌】
　11月23日に北海道では、「原発ゼロ」をめざす集会が各地で開催されました。札幌では大通り公園で、「とめよう！なくそう！11・23道民集会」に小樽、旭川、夕張などの周辺地域から3000人以上が参加しました。全印総連からは23人が参加しています。他に函館、釧路などでも開催されました。道内には、泊に3基の原発と、プルサーマル計画もあります、高レベル廃棄物の地層処分を研究する幌延深地層研究センター、函館から津軽海峡を挟んで最短で18キロにある青森の大間原発の建設計画があり大きな反対世論が巻き起こっています。集会の会場近くで行われていた、イベント参加の地元アイドルグループの一人「R★K」るなさん（11歳）は「原発は怖い。一秒でも早くなくして」と話していました。集会後のデモ行進では沿道から声援が寄せられていました。

札幌大通り公園で開催された「原発ゼロ」をめざす道民集会

【東京】
　第一次統一行動の11月11日の朝の大手宣伝は雨のため、市ヶ谷にある大日本印刷本社前で7人が362枚のビラを配布しました（凸版印刷前は11月18日、共同印刷前は11月24日に配布）。繊研新聞では朝30分のストライキ・職場集会を行い、中央地区協では昼休みを中心に職場集会相互激励を展開しました。さらに夕方にはMICで東京電力本社前夕デモに120人が参加しました。第二次統一行動日の11月18日に東京地連は凸版印刷をはじめとした印刷業者が集中する板橋地域で、印刷関連業者への聞き取りアンケート調査活動を行いました。行動には全都一般印刷労組会議も加わり18人で107社を訪問しました。
　アンケートでは、ここ10年間の単価は2割以上下落し、用紙代や材料費の価格上昇分を価格に転嫁できないという回答が多くありました。「一旦下請けに出した製本の仕事を引き上げてしまう」とか、「大手は半値で見積もりを入れてくる」という話もありました。

凸版印刷板橋工場向けにビラ配布する東京の仲間

【愛知】
　11月11日に大日本印刷の最寄駅であるJR新守山駅で朝7時30分から、ビラ配布を行いました。個人加盟の方も含めて5人の参加でしたが、とにかく要求を実現するためには仲間づくりなんだと、それぞれに今までの経験に自信をもち、生き生きとした表情で行動しました。ビラもティッシュもほぼ配りきる事が出来ました。今後も、行動の中身をしっかり伝え、参加人数を増やしていきたいと思います。そして労働相談の対応もしっかり考えていきながら、声に出したくても出せなくて助けを求めている一人でも多くの労働者のために宣伝行動をこれからも続けていきます。

大日本印刷中部工場向けにビラ配布する愛知の仲間

【京都】
　京都地連では、春夏闘と秋年末闘争の統一行動日に設定されている印刷大手全国一斉宣伝に大日本印刷天神川工場の早朝門前宣伝を行っています。今回の11月11日朝7時半時点の天気は雨でした。そんな中、3人での行動でした。天神川通り沿いの正門に2人配置し(写真)、一人は北門に行きました。雨の中では傘を差していて受け取りが悪いのではと思いましたが、実際は「おはようございます」と挨拶しながら手渡すとすんなり受け取ってくれる人が比較的多かったです。8時を過ぎる頃になると、夜勤明けの人達が出てきました。男性ばかりではなく、20代らしき女性もいました。しかも一人二人ではありません。厳しい労働環境の中、働かされているのだと実態をうかがいました。「一人でも多くの印刷労働者に全印総連の存在を伝えていかなければ」と思いました。尚、本部で用意してもらった大手用のビラは一時間足らずで全て手渡し終わりました。

大日本印刷天神川工場前でビラ配布する京都の仲間

【大阪】
　大阪地連では、秋年末闘争にあたって、出版労連大阪地協との共同行動を進めるとともに、10月27日に投開票される、大阪府知事選挙・市長選挙の勝利に向けた取り組み強化を確認しました。統一要求提出日後に、出版との共同経営申し入れを行いました。出版2労組、印刷7労組の9労組を3班で訪問し、回答指定日に誠意を表した回答を示せと申し入れ、経営からは厳しい経営実態はあるが、団体交渉を行って経営実態などを議論したいと答えられました。回答指定日には、印刷・出版の要求提出状況や、合同決起集会の宣伝も兼ねたビラを早朝相互にまきあいました。第一次統一行動日には大手向け宣伝を行いました。あいにくの雨模様となり、大日本印刷前は後日配布することになっています。第二次統一行動日の11月18日には印刷出版合同決起集会を行い、印刷、出版合わせて60人が参加しました。ミニ講演は、大阪教職員組合の末光章浩副委員長に、大阪維新の会が提出した「教育基本条例案」と「職員基本条例案」のひどい内容について講演していただきました。憲法違反のこれらの条例と「大阪都構想」は、悪政推進3本柱として、絶対通してはならない条例であることが明らかになりました。その後、各産別報告と単組の決意表明を行い、共同アピールを確認して集会を終えました。

大阪での印刷出版合同決起集会