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〔2011/4/18 up〕
  (株)プリントパック労災死亡事故から1年
「『24時間働けません!』宣言講演集会」京都で開催

 2010年3月22日、㈱プリントパックで入社2ヶ月に満たない26歳の青年が菊全8色印刷機のデリバリ部分に頭を挟まれて死亡した労災事故から1年の3月22日、京都市ラボール京都で関西大学経済学部森岡孝二教授を講師に招き「『24時間働けません!』宣言講演集会」を開催しました。集会には、労働者・市民・学生が参加し会場一杯の80人で満席となり、大成功をおさめました。
 初めに、労災事故で亡くなられたYさんと3月11日の東日本大震災で犠牲になられた方々に追悼の黙祷を捧げた後、主催者を代表して全印総連京都地連大崎委員長が挨拶しました。続いて京都地連湯川副委員長から二度に渡るプリントパックとの申し入れと4月、11月に行った現場調査で把握された事故の原因とその後の安全対策に関する報告、「暖気運転中に何故入ってはならない危険な箇所に入ったのか」「指示があったのか」「どんな必要性があったのか」というプリントパック社の作業工務管理に疑問が示されました。
 次に実行委員長である京都地連井上副委員長からプリントパック社の「印刷通販」という印刷業態の生み出されてきた背景と経過、そして現状と今後必ず起こる企業淘汰と労働者の雇用破壊に関する基調報告がありました。

 森岡先生の講演「今日の過重労働の諸要因と24時間ビジネス」では、過労死・過労自殺を引き起こす過重労働と貧困が同時に生み出されている今日の日本経済の異常な実態が分析され、詳細なデータと共に解説されました。最後に集会宣言を参加者全員で採択して閉会しました。


講演する森岡孝二先生


講演に聞き入る参加者のみなさん

 

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