誰もが物価高上回る賃上げを

2025国民春闘

25春闘は、昨年にも増して賃上げの期待が高まるなか、誰もが賃上げを手にするのかが焦点です。中小企業では労務費の価格転嫁の取り組みにも注目されています。
物価高騰のなかの春闘は2023年から続いています。この間、「何年振り」の賃上げを勝ち取った単組や大手では「満額回答」「要求以上」も話題になりました。
しかし実質賃金の低下は歯止めがかからず、賃上げと物価高のいたちごっこの有様です。原因は、それぞれの企業の支払い能力や産業の厳しさに労働者の闘いの矛先が鈍くなっているからではないでしょうか。
今年は「追い風」春闘ではありません。昨年と同じ、それ以上の大幅賃上げを得るには、ストライキを構えて、不満の回答には行動で示す。その行動を広く可視化することが求められています。構えと取組みをバージョンアップし、労働組合の闘いで、正規も非正規も、契約社員もアルバイトも、継続雇用者も、すべての労働者の大幅賃上げを勝ち取りましょう。