コミュニティ・オーガナイジングを学ぶ
良い聞き手になってリーダーを探す
全印総連25春闘討論集会では例年の分科会・分散会を切り替え、組織化をワークショップ形式に学ぶ「コミュニティー・オーガナイジング講座」を実施、女性差別撤廃条約日本審査の学習会も行いました。実践的に運動の力になることを目指しています
春闘討論集会で実践的に学んだ「コミュニティ・オーガナイジング」はアメリカ発祥の社会変革の手法です。アメリカではストによって要求が前進するようになっていますが、そのためには組織が多くの人を巻き込むようになっていなければ困難です。コミュニティ・オーガナイジングはそれを推進したものの一つといわれています。全労連は日本での活動に役立つように整えながら活用を推奨しています。対話を通じて課題を引き出し、解決策を考えながら、運動を進めるリーダーを見いだすことを目標にしますが、「良い聞き手になる」「敵対者や無関心層ではなく、支持者に声をかける」など、カギとなるいくつかの手法があります。
今回はインストラクターによる説明だけでなく、同じ職場同士を中心に10グループに分かれ、「24時間以内に解雇撤回のゼッケン闘争を行う計画作り」をしたり、テキストにある5人のコメントを読んで、だれがリーダーにふさわしいか、あるいはリーダーは避けた方がいいのはだれかを討議するなどしています。さらに、二人一組になって互いに、呼びかける側、呼びかけられる側をやってみるという対話の実践も行いました。限られた時間でしたが、多くの学びや気づきがありました。