闘いで変える 25春闘を構想
第2回中央執行委員会
経営状況つかむ交渉も重視
第2回中央執行委員会が11月16日に行われ、24秋年末闘争の状況や25春闘方針の構想、1月に実施する春闘討論集会の企画、同日開催される第231回中央委員会の議題などを議論しました。
秋年末闘争の回答状況では、業績を落とすなかで経営の存続に危機感を強める労使交渉や、インセンティブなど査定割合が増やす動きがあること、資材費、用紙代、発送代の値上げが続いていて対応に追われる経営環境などが報告されました。回答引き上げを求めるなかで、経営状況をつかむ労使交渉が必要であり、事業停止といった「その時」に備えた産別の構えについても話しになりました。
25春闘の構想では、国民春闘共闘が示す闘いの基調を確認して議論をしました。重点に置くのは、①すべての労働者の大幅賃上げ・底上げ、②労働時間を短縮し、長時間労働や人手不足の解消をはかり、誇りとやりがいのある職場づくり、③公共の再生、④戦争をやめさせ改憲策動をとめる――です。24春闘での賃上げや最賃引き上げの成果も、昨今の物価高騰分を賄えていません。24春闘では、引き続きストライキなど労働者自らの闘いで変える実践を広げることが求められます。中小企業をとりまく環境と賃上げの議論を深めること、働き続けられる労働条件の向上のために職場の就業規則や諸規定の総点検行動を検討しました。
1月の中央委員会に議案とするのは、春闘方針案に加え本部補正予算と役員補充(改選)です。夏の定期大会以降、加盟単組の変更、専従役員や書記局体制の変更を踏まえた補正予算を検討しました。また、24秋闘第二次統一行動の全国ランチ集会は二五春闘でも企画することを確認しました。