4月30日、印刷関連ユニオンに2つの分会が誕生!

京都地域支部・こだま印刷所分会
勤続16年のHさんは、ほとんど賃金が上がらない生活不安から京都地連のホームぺージを経由して労働相談に訪れました。Hさんは四色カラー印刷のオペレーターを長年務めてきたベテランです。自身の仕事に誇りを持てばこそ、現在の処遇に大きな不満を抱いてユニオン加入となりました。京都地域支部の役員と一緒に4月30日に加入の通告を会社に行い、あわせて団体交渉と労働条件に関わる要求を社長に申し入れました。この会社は他社と比較して、経営の話しや従業員からの意見聴取を積極的に行っていた社長ですが、あらためて残業賃金の計算について見直すことのほか、労働条件の改善について労使交渉を継続しておこなうこととなりました。

東京地域支部・東京ビル整美分会
大日本印刷本社ビルの清掃、ヤレ(印刷物の製造工程で無駄になった紙。損紙)の集積廃棄に派遣されている非正規労働者で分会を結成しました。時給は1150円と最低時給に近く(当時、都内最賃は1113円・時)、職場には賃上げを求める声が集まっていました。分会要求は時給200円アップ、夏季一時金の支給、皆勤手当てなどです。職場では印刷関連ユニオンに加入していない労働者も、分会と会社の交渉に高い関心を寄せています。
※その後、東京都最低賃金が2024年10月から50円アップすることを踏まえ、7月に時給150円アップされることになりました。